ニッポンの課長

ニッポンの課長

ニッポンの課長

私にとって重松清は、子供や家族に関する文章がすごくうまい小説家のイメージですが、本書は、彼が企業・公共機関に勤める熱い「課長」を取材して纏めた本です。とっても前向きな本です。

銀行、玩具メーカー児童相談所、動物園、飲料メーカー、百貨店などなど、業界の一線で活躍される方の熱さをうまく引き出されていると思います。

異業種のことであっても、私の仕事の中でヒントになることが多くあります。特に、お客様、ユーザー、依頼者等、サービスを受ける方が何を求めているのかを考える力とそのプロセスは、民間・国に関係なく参考にできるし、ヒントになる何かを見つけることができたと思います。

「相手の立場になること」「辛いのは自分だけじゃない」「突破口は必ずある」壁にぶつかった時に、いつも前向きな気持ちで頑張りたいと思いました。