コールドリーディング

今日は映画「クライマーズ・ハイ」を観に、鴨居のモール「ららぽーと」まで行ってきた。映画開始まで1時間程時間があったので、同モール内の紀伊国屋書店内のイスに座って読ませてもらった本だ。今日は本当に暑かった。歩き回るのも疲れるので、空いた時間で書店で本書を開いた。

「なぜ、占い師は信用されるのか?」の著者が、前半はなぜ偽物の占い師や霊能者がズバリ当てたと思わせるのか、または、私たちがそう思ってしまうのか、その謎解きをしている。著者が読者に訴えたいことはそういったネガティブなことを知ってもらうのが本当の目的ではなく、逆の発想で、この力を使っていいことをしようという提案だ。

例えば、誰かに悩み事の相談を受けた際に、聞きたいことを引き出してあげたり、お客さんの要望を聞きだしたりするときに使えそうだ。

ひとつ気になる記述があった。本の購入において、だいたいの購入者はどんな本でも1章を読んで後は読まずに放置してしまう割合が90%なんだそうである。そう考えると、自分は結構本を読んでる方なんかなと改めて感じた。

但し、本書でも出ていたが、本を読んで、その内容の評論家になってしまっては意味がない。あくまでも、本から学んだことを実際の仕事や生活で実践すること。そこから道が開けたらいいなと思う。