最後の授業 僕の命があるうちに

最後の授業 ぼくの命があるうちに

最後の授業 ぼくの命があるうちに

著者のランディ・パウシュ氏。先月末に亡くなった。

彼が亡くなったことを、本を購入してすぐ、インターネットのニュースで偶然知った。この本に対して、何か運命的な出会いを感じた。

この本は、彼の家族に対して書いた、彼の愛情を込めて記録として残した1冊だ。

生きていく上で、大切なメッセージが含まれているが、その中でも特に印象に残ったものを記しておきたいと思う。

P159 「不満を口にしない」から引用
→「あれこれ不満を言いつづけて人生を送る人が、あまりに多い。」不満を言うことに費やすエネルギーの10分の1を、その問題を解決することにまわしたら、ものごとがいかにうまく進むか驚くだろう。」

P200 「自分に値しない仕事はない」 から引用
→「郵便を仕分けする仕事に決まっても、心から喜ぶべきだ。仕分け室に行ったら、やるべきことはひとつ。郵便の仕分けの達人になることだ」「郵便の仕分けは自分の能力に値しない仕事だから、うまくできません」という言い訳は誰も聞きたくない。自分に値しない仕事などない。郵便を仕分けできない(しようとしない)なら、ほかの仕事ができるという証拠がどこにあるのか。


仕事においても一緒。不満を口にするよりやりきることへの努力、目の前にあることを全力で取り組むことが大切だと思った。