転職は1億円損をする

転職は1億円損をする (角川oneテーマ21)

転職は1億円損をする (角川oneテーマ21)

私には数回の転職経験がある。本屋で「1億円損をする? ん?」と思い、本書を購入し、通勤電車の中で読んでみた。

この本には社会人2年〜3年ぐらいの方に当てはまることが多く書いてあるが、転職してまだ間もない人にも当てはまることが書かれている本だと思う。

            • (本書帯より引用)--------------------------------------

「転職するとそんをする」ビジネスの常識。ところが、この事実を知らない人がいる。転職希望者。特に20代〜30代の社会人だ。転職で成功したことを強調する本は、数限りない。その反面、転職で「一体、いくら損をするのか?」明かした本はない。本書を読めば絶対得をする!

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転職をすることで、福利厚生、年金、通勤費等、ボーナス、退職金等のお金のことから、見えない部分、たとえば、上司からの教育、人間関係、これからの社内でのキャリア形成に至るまで書かれていて、本書の題目にある通り、キツイ内容が続く。

転職はいいものではない。できるなら避けたいと指南するのが本書だ。
転職エージェントの実情、転職ビジネスに対する痛烈な批判。
本書は、偏った本だと思うが、間違ったことは書いていないと思う。1億円損するとは言いすぎだが、お金のことではなく、転職において得るもの、失うもの、将来のビジョンを考えてから行動に移したい。転職を考える人もこれから考える人にも、一読しておいていい本だと思う。

転職をするしないかは、色んなケースがあるので、本書は参考の一つとして使い、すべてを鵜呑みにする必要もないと思う。