仮説思考
- 作者: 内田和成
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/03/31
- メディア: 単行本
- 購入: 29人 クリック: 187回
- この商品を含むブログ (161件) を見る
ボストンコンサルティンググループ(BCG)の内田和成氏が、仮説は仕事を進めるにあたっていかに有効か、主にB2Cの観点から書いている本だ。
マーケティングの例が大部分のページを占めており、B2Bの法人営業の私にとっては、直接本書の例が参考になる訳ではないが、間接的には、どんなビジネス書でも参考になる。
自分は、情報分析に時間を取られ、時には、情報が揃っていないから前に進めない、そのうち納期がきてしまうといった悪循環に陥ったことがある。しかし、ある程度情報が揃って、結果の仮定を先に立ててしまう。その訓練で精度の高い仕事に導いてくれると本書では説く。
本書はP230からの終章、本章のまとめを読んでから、前のページを読んだ方がわかりやすい。具体的なメーカーや商品を例に出して、いかに早く仮説を立てるかと説いているが、事例を先にみると少し混乱してしまう。
仮説を立てることで、ビジネスチャンスが広がってくると思う。
P194に「よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる」のトレーニングで、So What?を常に考えるとある。これは、私自身、前職の上司に言われるたびにドキドキしていた言葉だ。何を説明しても、So What?の連続。 今振り返ってみると、お前の仮説はなってないと言われていたのだろう。
まだまだ修行が足りない。明日もやってみよう。