無所属の時間で生きる

無所属の時間で生きる (新潮文庫)

一言で言えば、著者の人生を綴ったエッセイだ。
無所属の時間とは、著者が会社員の経験がないからだ。

平成19年3月22日に亡くなられたそうだが、人生の先輩の知識や経験から学ぶことはたくさんある。

P124のスローガンが印象に残ったので記録に残しておきたい。取材に行かれた時に記録されたそうだ。

「タネをまかぬバカ　翌日刈ろうとするバカ　思い切ったことのできぬバカ」「朝起きたら一分　寝る前一分　考えよ」　（富士変速機）

「365日　開発　開発　開発」（長瀬鉄工所）

「もっと　もっと　もっと」「やる気　やる気　やる気」「考えろ　考えろ　考えろ」（不二精工）

とても気合いが入ってると思う。こういったスローガン、私は好きだ。