だから、男と女はすれ違う
- 作者: NHKスペシャル取材班,奥村康一,水野重理,高間大介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/01/17
- メディア: 単行本
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NHKスペシャル 女と男 最新科学が読み解く性をベースに、NHKメンバーがチームを組んで書いた本だ。
面白そうなタイトルだなぁと思って読んでみた。読んでいくと、奥が深く、感情で書いた本ではないことがわかる。しっかりとした本だ。
なるほどなぁと思ったことを引用しておこう。
P106 「腰のくびれが女性の健康状態を表している。糖尿病や高血圧、心臓病、ガン、循環器系の病気は「腰のくびれ」が少ない女性、つまりウエストとヒップホップの差が少ない女性ほどかかりやすい」
P109 「男性が視覚を働かせ「ルックス」を気にするのは、実は、無意識のうちに「腰のくびれ」を見て、子育てをするのに適した相手かどうか見極めている」
P142 「恋の賞味期限は12か月から18か月間。7か月までは熱烈ラブラブな状態が続く。8か月から17か月の間は個人差があるが、ラブラブとそうじゃない状態がオーバーラップする。そして、18か月を過ぎて安定した関係が続いたとしても、もはや熱烈な恋ではなくなる。
→P142の上記部分を読んで。
本書にも書いてあったが、こだわっていた片思いの人に対する思いも、12か月から18か月の間に気持ちをリセットするチャンスがおこるのであれば、なんだか納得できる。私の実体験でも、ある時期を境に、その人のことがなんで好きになったのかわからなくなることがあるのだ。これは、脳の働いている部分からも検証がされているようだ。
その他、人間とサルの脳、行動パターン、人類の発達等、科学的に証明されており、ここまで奥が深いのかと興味を持って読んでいた。この類の本で分かりやすい本を私は初めて読んだ。